杉並区下井草 女性保育士刺殺事件 2019年3月26日

2019年3月26日、東京都杉並区下井草のアパートで、背中に刃物が刺さった30代の女性が倒れているのが見つかった事件がありました。
女性は心肺停止の状態で、直ちに救急搬送されましたが、病院で死亡が確認されました。

杉並区下井草女性保育士刺殺事件の概要

事件発生

2019年3月26日正午過ぎ、東京都杉並区下井草のアパートで「助けて」という女性の悲鳴を聞いたという110番通報があった。駆け付けた警察が確認したところ、アパート2階の一室から背中を刃物で刺され、仰向けに倒れている女性が発見された。
女性はこの部屋に住む保育士・照井津久美さん(32)。照井さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
警視庁操作一課は殺人事件として荻窪署に捜査本部を設置した。

被害状況

照井さんは、ワンルームのベランダ近くに仰向けに倒れ、血を流していた。背中には柄の部分が外れた包丁が刺さっていた。(柄は室内から見つかっている)
救急隊員が来た時には心肺停止の状態だった。
このアパートのオーナーの男性(71)が「助けて」という悲鳴とともに言い争う声を聞きつけ外に出たところ、この部屋のベランダで照井さんがしゃがんでいるのが見えたという。男性は携帯電話を持っていなかったため、近くにいた郵便配達員に通報を依頼した。オーナーの男性は、照井さんが自力で室内に戻っているのを確認している。
玄関は無施錠で、部屋は争ったような形跡があった。また、窓ガラスの錠近くの部分が割られていた。
照井さんの携帯電話と現金が入った財布は、部屋から見つかっている。

照井さんは事件直前に、近くの飲食店で食事をとっているのが確認されており、コートを着衣したまま倒れており、帰宅直後に事件に襲われたとみられる。

アパートの廊下には、滴状の血痕が見つかっており、犯人が傷を負っている可能性もある。(30日、血痕は照井さんのものと確認された)

照井さんの死因は、失血死。包丁による傷は深さ約15㎝にも及んでいた。

不審者情報

オーナーの男性は、警察が来るまでの間に、アパートから出てくる不審な男を目撃している。
年齢は30~35歳くらい、身長は160~165㎝程度、服装は黒。
男は、西武新宿線の下井草駅がある北の方角に歩いて行ったという。

容疑者逮捕

2019年3月30日、警視庁荻窪署の捜査本部は、東京都杉並区井草に住む、照井さんの同僚・松岡佑輔(31)を殺人容疑で逮捕した。
同容疑者は犯行を否認している。

捜査本部では、照井さんの勤務先(乳児院)への聞き込み捜査で「事件後に欠勤している職員がいる」との情報を得ており、周辺の防犯カメラなどを調べたところ、その男が映っているのを確認。30日に男を任意同行して事情聴取していたという。