北朝鮮の韓国系米国人拘束は米国の北朝鮮攻撃の口実になるのか?

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2017年4月21日、平壌を訪問していた韓国系米国人が、北朝鮮当局に拘束されました。(韓国・聯合ニュースが23日、報じました。)

拘束の理由は明らかにされていません。
北朝鮮で拘束されている米国人は、韓国系のキム・ドンチョル氏と大学生のオットー・ワームビア氏と合わせて、3人目となります。

北朝鮮に拘束されている米国人
名前 拘束された日時 拘束理由 備考
キム・ドンチョル 2015年10月 スパイ容疑 2016年4月29日、最高裁が労働教化刑10年を言い渡す。
オットー・ワームビア 2016年1月2日 北朝鮮を観光中、滞在先のホテルで
ポスターなどを盗もうとした容疑
2016年3月16日、最高裁が労働教化刑15年を言い渡す。
キム氏 2017年4月21日 不明

北朝鮮は、米国との交渉に利用すると思われますが、これが逆効果になることも考えられます。

北朝鮮が何をすれば米国は北朝鮮を攻撃するのか?

核実験

北朝鮮は6回目の核実験を実施する兆候を見せていました。
その後、核実験場でバレーボールをする作業員の姿を米国の偵察衛星に見せたりして、撹乱を図りましたが、核実験は今後いつ実施されてもおかしくない、というのが概ねの見方です。

北朝鮮の核問題については、トランプ政権が、中国の習近平国家主席に北朝鮮への圧力を強めるよう、プレッシャーをかけているようですが、習主席も国内での政権基盤が弱体化しつつあるようで、北朝鮮への制裁は、無理なように思えます。

北朝鮮が6度目の核実験を実施すれば、中国の北朝鮮への圧力は失敗ということになりますが、米国も軍事行動をちらつかせて、中国にプレッシャーをかけた手前、「失敗したか。じゃあやめるわ」というわけにはいかないでしょう。
6度目の核実験が実施されれば、米軍も何らかの行動に出ると、見ておいた方がいいでしょう。

弾道ミサイル実験

北朝鮮はこれまで何度も弾道ミサイル実験を繰り返してきました。
これからも、北朝鮮が弾道ミサイル実験をしても、米国が北朝鮮を攻撃することはないと思います。

ただ、弾道ミサイルが誤って日本の国土や領海内に着弾してしまったら、トランプ政権は「日本(=同盟国)を守る」ということを、中国やロシアにアピールするため、北朝鮮に攻撃することも考えられます。

また、今後、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の開発を進め、米国本土の近くにミサイルを撃ち込むような発射実験をしてしまったら、これも米国に北朝鮮への攻撃の口実を与えることになるでしょう。

人道的問題

2017年4月6日、米軍はシリアの空軍基地に巡航ミサイル59発を発射しましたが、その時の口実が、シリアの反政府勢力に対する化学兵器使用でした。
人道的問題でも軍事行動を辞さないという、トランプ政権の強いメッセージだったようです。

北朝鮮が何らかの人道に反する犯罪行為を行えば、シリアと同じことが起こることは否定できません。

米国人救出

米国はこれまで何度も、敵地や戦地に特殊部隊を送り込み、米国人を救出してきました。
ただ、今回は特殊部隊を出動させてまで救出するとは思えません。
今回拘束された韓国系アメリカ人がどういう人物かわかりませんし、もしかしたら、北朝鮮の偽装だったり、北朝鮮の逆スパイだったり、中国側のスパイだったりということもあり得ますからね。

当面はCIAなどが裏で情報収集や交渉を重ね、それほど重要でなければ“なにもしない”ということもありうるでしょう。
ただ、米国人救出も、米軍が出動するきっかけになることも、頭の片隅に入れておかなければなりませんね。


今は、米国が中国にプレッシャーをかけ、その反応を見定めている、というところでしょうか。
今後、中国が北朝鮮への圧力に失敗したとか、プレッシャーに耐えきれずに北朝鮮が暴発するといったことは、十分にあり得ることです。

実際に戦争になってしまったら、何が起こるかわかりません。
北朝鮮の人民軍がどれだけの実力をもっているのか、中国やロシアがどのように出てくるのか、蓋を開けてみなければわかりません。
米軍だってそんなに完璧な組織ではないという現実も、日本人は肝に銘じておかないといけません。

日本人が一番気を付けなければならないのは、核実験やミサイル発射などの情報よりも、日本国内に潜伏する北朝鮮工作員の動き。
一般に人にはわからないのでしょうが、とにかく直感で怪しいと思ったら、とりあえず逃げましょう。。。

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