山本幸三地方創生担当大臣「文化学芸員はがん」発言の真意は?

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2017年4月16日、滋賀県大津市での講演で、山本幸三地方創生担当大臣が「一番のがんは文化学芸員だ。観光マインドが全く無く、一掃しないとだめだ」と発言しました。

講演は滋賀県が主催した地方創生セミナーで、自治体や企業の関係者約330人が出席していました。

山本地方創生担当大臣は、講演が終わった後の会場からの、外国人観光客による地域活性化についての質問に答えた際、「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない。そういうことが当然のように行われている」と指摘し、「学芸員は自分たちがわかっていればいい、わからなければ(観光客は)来なくてもいいよというのが顕著」と学芸員を批判しました。

要は、観光客を引き寄せるために、文化財を使ってパフォーマンスなどを企画して、いろいろやりたいんだけど、学芸員がいちいち反対するから、「学芸員うぜぇよ」とキレたわけですね。

でもこれ、文化財保護法っていう法律がちゃんとあるから、学芸員はその法律に従って意見をしているだけだから、学芸員にあたってもしょうがないと思うんですけどね。

講演後の報道陣の取材に対し、山本地方創生担当大臣は、このように発言しました。

例えば二条城でも、大政奉還の時のパフォーマンスをやったらいいんじゃないかとアイディアをだしても、『そんなものはいりませんよ』と、あるいは花を活けたり、お茶をやって、当時の生活を見せたりすることの方が、インバウンドの海外の人なんかは非常に興味を持たれるんだけど、そんなことやったら文化財が大変なことになるといって、全部反対するんですね、まぁ学芸員の人たちは、今までそうでした。
そういうことで、学芸員だけの文化財という形でやってると、まさに、これから観光立国として生きていくときの、そういう歴史資源が活きませんので、そういう人たちのマインドを変えてもらわないと、とてもうまくいかない、という風に思ってまして、えー、それは、全部クビにするというのは言い過ぎですけども、まったく理解できてなかったら替わってもらうということは、当然考えると、いうくらいの気持ちでやらないと、できないし、実際にロンドン、イギリスではそういうことが起こってますね。

学芸員の人たちも、要するに観光マインドを持って、観光客に対しきちっと説明する、あるいは観光客が喜ぶようなパフォーマンスをやるとかね、そういう風に考えて、プロだけの部分じゃないということを理解してもらわないと困りますね。

まあ、言っていることはわかります。
これからも外国からの観光客は増えていくだろうし、東京オリンピックという一大イベントもありますし、大阪では万国博覧会を誘致する動きもあります。
そういった意味では、インバウンド(外国からの訪日旅行)の観光客へのわかりやすいアピールは必要ですね。
インバウンドを迎え入れるうえで、“文化財活用”と“文化財保護”という一部分では相反することを両立させていかなければならないんですけど、その点の議論が十分されていなかったんでしょうね。
そこで山本地方創生担当大臣がイラついたんでしょう。

山本大臣は17日午前、「適切ではなかった。撤回しておわび申し上げる」と陳謝しました。
山本大臣の発言は、“文化財活用と文化財保護の両立が必要”という点に多少なりとも注目させたことは、評価できると思います。
しかし、政治家だったら、政権内や国会内で議論提起するべきだったし、世間に問題提起したいのなら、もっと戦略的にやるべきだったと思います。
世間の印象では、山本大臣が自分の“株を下げた”だけ。
残念ですね。

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